人工知能はどこまで賢いのか?「人口知能は人間を超えるか」レビュー

公開日: 2015年7月5日日曜日 科学 読書



ビル・ゲイツやイーロン・マスクが危ないんじゃないの、と心配している人工知能って結局どういうものなの?
そんな疑問に答えてくれそうなこの本をレビュー



この本を読んでおけば、今人工知能の研究がどこまで進んでいるか分かりやすく解説してくれるので、オススメ

よくあるブームに乗っかった、「人工知能スゴい!夢が広がるよ!」とか「人工知能ヤバイ!人類滅ぶぞ!」みたいなありきたりな本ではなく、人工知能の研究者として冷静な視点から今の人工知能について解説してくれているのが良いです

最近の人工知能の研究でホットな技術の「ディープラーニング」について詳しく説明してくれています
「ディープラーニング」とはこの本を読んで自分なりに解釈すると、「コンピュータに大量のデータを読み込ませて、コンピュータ自身にデータの特徴を決めさせてデータの分類を行うこと」のようです

これによってGoogleは猫の画像を猫として認識できる技術―人間だと当たり前にできる認識―をコンピュータもできるようになったわけです

この本の著者は結論として、「人工知能が人間を超えることはまだない」と結論づけていますが、人工知能がどんどん賢くなっているのもまた事実

月並みな表現ですが、技術が賢くなっていく以上、それを使う人間ももっと賢くなる必要があるのかもしれませんね


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